京都の秋            2011.11.16~18

デジカメ一眼を購入したので、やっぱり京都の紅葉は撮りにいかないといけないだろう。

ということで、実に5年か6年ぶりの京都行き。

 

今年は徳島の紅葉がいま一つ冴えなかったので、京都にもあまり期待はしていなかったが。

おまけに通年より紅葉が遅れている感じがしてたし。

 

結果は、案の定嵯峨野なんかは10日ほどの遅れかなあ。


京都の寺社は三脚禁止なので庭園内では使えないのだが、この時期夜間のライトアップがされているので三脚も携行。

カメラを含めて、総重量8Kg余りを背負って毎日8時間以上を歩いていたのは、さすがに疲れた。

日頃8Kgを背負うなんてことないからね。今でも両肩が痛い。

 

天気は、帰りのバスの徳島に入ってから雨に降られただけなので、歩くにはいい天気であった。

ただ、11月の中旬だというのにかなり気温が高くて、結構暑くて汗をかいた。

特に、ディパックの背中は汗まみれ。これにはちょっと参った。

 

土曜日曜日は観光客で混雑するのは、前回で経験済だったので平日を選んだのだが、やっぱり人が一杯。

時間的には、早朝10時までか16時以降が観光客が少なくてよい。

これを外してしまうと、紅葉の写真を撮ると人ばっかりが写り込んでしまう。

 

ライトアップの17時頃になると、高雄なんかは本当に人がいなくなってしまった。

 

行くなら、火曜日~木曜日がいい。月曜、金曜はやっぱり多い。

 

前回と比べて大きく変わったと思われる点は2つ。

一つは、デジイチを持ってる連中が多かったこと。

右を向いても左を見ても、首からカメラをぶらさげた連中の多いこと。

特に、カメラ女子とカメラ老人は多かった。

 

もう一つは、日本人以外の観光客が圧倒的に多いこと。日本人の観光客より多いのじゃないのかと思えるほど。大声で喚きながら喋っているから、とにかく五月蝿い。

京都の寺社に心静に静寂を、なんて求めるのは無理だろう。

 

嵯峨野では人力車が大活躍。曜日にもよるのだろうけど前回来たときは若い女の子の二人連れがよく乗っていたが、今回は老夫婦が圧倒的に多かった。

それと、人力車を引っ張ってるににいちゃんの小倉百人一首の説明に、「今で言うたら、AKB48のアルバムみたいなもんですわ」には、思わず手に持ったカメラを落としそうになったわ。

そうしたら、さしずめ秋元康が藤原定家か。

程度低すぎだわ、人力車のにいちゃん。

 

車でないなら京都観光には、「京都観光一日乗車券」「京都観光二日乗車券」が便利でお得だ。

大原とか高雄に行くと確実にペイできる。

今回3日間だったので、一日乗車券と二日乗車券を購入したが、使い始めたときから有効になるので、予め買っておくことをお勧めする。

 

撮影枚数は、3日間で660枚ほど。

バッテリィは一日に2個使いきってしまった。予備1個ではちょっと心細いかも。

翌日にバッテリィのチャージが間に合わなくなってくる恐れが非常に大。

 

 

交通手段は、高速バス。2時間50分ほどで到着する。

帰りは、2時間ほどで「鳴門公園」まで来るけど、そこから徳島駅まで40分もかかるって、これは明らかにおかしいだろう。この辺の交通事情をなんとかしないといけなんじゃないのかな。

 

2011.11.20 記

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大原 2011.11.16(水) 晴れ&曇り

旧鯖街道

大原でバスを降りて古知谷の方に歩いていると、旧鯖街道の案内板があった。

旧鯖街道は若狭と京都を結ぶ有名な街道。

 

へえ~、こんなところにあったんだ。

この道は、バイパスが出来たおかげで、車の通行量も少なくここを通る車は、古知谷阿弥陀寺へ行く観光客ぐらい。

おまけにその観光客も皆大原までで、ここまでは中々やってこない。

 

その途中で見つけた庭園業をしている会社の庭。

道路沿いから眺められるので、商売のデモンストレーションを兼ねた様なものなのだろう。

さすが京都ですなあ。

ここは手入れされているだけあって綺麗に色づいてました。


古知谷阿弥陀寺

ここは一度も行ったことがないので、行ってみることにした。

 

ここの参道には、天然記念物の樹齢800年のカエデの老木をはじめとして300本近くあるのだけれども、その殆どが緑のままだったか、あるいは既に落葉していた。

 

ここで偶然にも谷から吹き上げる風が黄色くなったカエデの葉っぱを花吹雪のごとく舞上げる様を見た。残念ながら一瞬の光景だったし、おまけにその時望遠レンズを装着していたので攝ることができなかった。それが残念。

 

レンズを広角に交換して、30分ほど待ってみたがそう都合よく風は吹いてくれず、時間の都合もあり断念。まあそれが心残り。

 

ここの参道は結構急峻なので、8Kgの荷物を肩には辛かったが、この参道の急峻さが風の通り道となって葉っぱを舞上げるのだろう。


寂光院

寂光院はさすがに観光客が多く、色づき具合は木によって様々。

写真的に一番カラフルな木を選んで撮ったのが上の写真。

 

三千院と寂光院をどちらを先に行った方がいいかといえば、寂光院の方が先。

なぜなら午後になると山の陰に入ってくるから。

 

ちなみに今回は、三千院の色づき具合を外から見て断念。


宝泉院

宝泉院は額縁の庭で有名なのだが、全然色づいておらず残念。

緋毛氈を入れて庭の紅葉を撮る、というワンパターンのスタイルになるのだが余りの観光客の多さに緋毛氈の上は抹茶を飲む場所を巡って押し合いへし合いの状態。

 

ここには、ずっと昔雪の降っている時に来た。

今度来るときは2月だろうか。観光客は断然少ない。


音無の滝への道

音無の滝は、2月の雪の降っている時にきたことがあるが、今回歩いてみると、よく雪の中を歩いたなあと思う。


蓮華寺

ここも初めて来た。普通は大原からの帰りは通過するのみだからだ。

ここは銀杏の落葉した庭が美しいというので行ってみた。

 

もう時刻が16時頃だったので、陽が斜めからもみじを透して差し込み綺麗なシルエットを作っていた。「影もみじ」という言葉があるかどうかは知らないけれど、白い土塀に映った影は美しかった。

でも、撮影は時間との戦いで、あっと言う間に塀の上の方に消えて行きました。

 

こういう光景に出会えるのは偶然なんだろうが。

 

ここには観光客もあまり来ずゆっくりとできるので、お勧め。