坂本おひな街道           (勝浦郡勝浦町坂本)             2011.02.26~27

スイングパノラマ使用
スイングパノラマ使用

Sony α55

 

ここのところ、勝浦町ばかり行っています。

 日曜日(2月27日)は天気予報で雨だということで、土曜日(2月26日)に出掛けてみた。

 

結果は日曜日も晴れたので、2日連続で坂本おひな街道行きである。

坂本おひな街道は5年前から始まって今回で第10回目だそうだ。

 

坂本おひな街道に進入するルートは、大抵は徳島方面から来るから、新坂本トンネルの手前で右折することになるんだが、これだとおひな街道を観光客を避けながら車を運転しなければならなくなるので、お薦めは新坂本トンネルを抜けて、直ぐに坂本方面に右折して「森本家」の上にあるちょっと広めの駐車場に停めるのがよろしいかと。ここ路線バスが走ってますのでこれにあたると、場所によっては対向するのにちょっと面倒だから。

 

そこから、先ず「森本家」に行って、それからゆっくりとおひな街道入り口に向かって逆方向に行くのがいいのかなあ。

 

「森本家」は坂本の庄屋だったという話です。立派な門構えの家です。

 

それにしても、観光客は年配者が圧倒的に多い、いや殆どといっていい。若い人はこういうのは興味がないのか。

 

ひとつ気が付いたことが。

坂本を歩いてみると、これはどう見ても、宿場町の風景に見える。

 

ググッてみると、やはり宿場があったようで、このお雛さまを飾っている家のどれかが宿屋なのだ。今度いったときはじっくりと見て回ろう。


色々な昔の町並みがあるところに行ったが、居心地のいい道幅ってある。ここ坂本の道幅なんかはまさにそう。車時代には道幅が狭くて不便だろうが、共同体としての道幅って意外と大事なのではないだろうか。

 

 

それとおまけをひとつ。

ここをぶらついてる最中に、神楽研修所だかの建屋を神社の脇に独立して持つ神社があったので、立ち寄ってみた。(神社仏閣を見つければ、立ち寄る、というのが私のスタンスですので。)

坂本八幡神社といい、かなり立派な神社だ。しかも参道のほうを見下ろしてみると、鳥居の数がやたらと多い。

この鳥居の数が気になって、自宅に帰ってググってみると、七つの石鳥居の信仰というものがあるそうだ。

何時の頃からか彼岸の中日に七つの石鳥居をくぐって米粒と賽銭を供えると中風を患わないという信仰が生まれ、七つの石鳥居をもつ品川神社を訪れる人が多い。・・・・・・・

また、

七社七鳥居参りの謂れ
古くより、春・秋の社日に川を渡らずに、石の鳥居を七つくぐり七つの御社を参拝すると、「中風」にならないと言い伝えがあります。
ここ坂本八幡神社は、この条件を満たすことの出来る全国でも希な神社です。(パンフレットより)

という記事が見つかった。

鳥居が七つもある。(途中に木の鳥居があるが、これは勘定に入れない)

 


おまけをもうひとつ。

この坂本の町並みを分けている旧トンネル(坂本隧道)について、これもその筋のWEBサイトによると、

 

明治末期竣工の坂本隧道はオールレンガ巻きの貴重な物件であるが落盤の恐れがあるのか補修工事が成されていて、もすかして内部に全面補強板が設置されレンガ巻きが拝めなくなるかも知れないが坑門はいじられる事はなく、・・・・・・

 

なるほどねえ。明治末期だともう100年以上になるトンネルなのか。伊豆の踊り子の天城トンネルといい勝負じゃん。場所が場所なら観光地になるのにねえ。


お雛様だけじゃなくて、見どころ満載の坂本ですね。

天気がよければ、歩く距離もそんなにないから(片道1.2Km程)、のんびりと散歩がてら訪れてみたら。春の一日心安らぐ道を歩いてみることをお薦めします。心の洗濯が出来ます。是非!

 

桜の咲くころ(例年3月25日頃に満開になるらしい)に再び訪れてみたい。


 

それにしても、今回初めて晴れの日の外での好条件下での撮影だった訳だが(今までは、雪の日とか、曇りの日とか条件の悪い撮影ばかりなものだったので)、 適正露出の取り方が如何に難しいか経験したし、広角系のズームレンズのフォーカスが取ずらいというのも経験したし、晴天下でのコントラストの強い写真を撮 るのも難しいと感じたし、望遠系のズームは意外といけるじゃん、と感じたしの2日間でした。

 

掲載してある写真は、元画像は10MBを超えている。これを100KB前後までサイズダウンしているので、お雛さまの顔がはっきりしないのは、カメラのせいでないことを付け加えておく。


2011.2.28 記