舞台を清める意味合いから式三番叟か恵比寿舞が一番最初に演じられるのだが、今回の恵比寿舞はちょっと他では見られないような、ユーモラスなものであった。
こういう恵比寿舞を見たのは、初めてだなぁ。
演じ手は、今山農村舞台保存会の大量祈願の恵比寿舞だけど、何故か猪が登場するし、写真左端の人が唄っているのだが、これもなかなか面白くて、放送コードすれすれ、といった内容。
写真の演者も観客も笑っているのが、お分かりいただけるだろうか。
楽しい秋の一日でした。
人形浄瑠璃或いは人形芝居で演じられるのは、大体傾城阿波の鳴門か、この伽羅先代萩が多いように思うけど、今回は、恵比寿舞を含めて2時間、情感たっぷりにやってくれました。
演じ手は、お馴染みの勝浦座。
伽羅先代萩の御殿の段と政岡忠義の段、義太夫語りのお二人とも素晴らしかったです。
今山農村舞台は勝浦町の有形文化財に指定されているが、その構造が珍しいのだそうで、マルチパーパス型、日本語でいうと多目的型の舞台なので、人形芝居をするときは、人形使いが人形を立って操れるように舟底構造になり、舞台上で芝居などをする時は、平構造に転換できる仕掛けを持っている。
この構造を持つ舞台は、全国で2か所だけだそうで、非常に珍しい。
この人形芝居のあとで、ライブのための平構造への転換も、観客に公開してくれた。
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