1986.08.16 撮影 Olympus OM-2,OM-4
実は徳島県には神踊りは多いのだそうだ。
この辺あたりの調査研究は、今は故人となられた桧瑛司氏が行っている。
その中でも有名なのがこの宅宮(えのみや)神社のもの。
徳島市の「重要文化財習俗技芸」に指定されており、平安時代の末頃から始まったと伝えられ、五穀豊穣・悪病退散を祈願して、毎年旧暦7月16日に13地区の氏子(馬組と称す)が輪番で奉納している。
撮影日が16日になっているが、現在は、11馬組で奉納日は8月15日に行っているそうだ。
踊り自体は、桜花八方乱を中心に扇を振っているだけのようなので、写真的にはあまりおもしろくないかも。
神踊りもさることながら、この宅宮神社はとんでもない神社。(悪い意味でないですよ)
延喜式内社で創祀年代不詳。
祭神は大苫邊尊(おおとまべのみこと)、大年(おおとし)大神、稚武彦(わかたけひこ)命。
式内社では「全国で」唯一、大苫邊尊を祀る神社。
伊邪那岐命、伊邪那美命よりもまだ古い、神世七代の神であるところがすごい。
また日本唯一の家宅の守護神でもある。
これに関しては、話はとんでも方向にいくので、それは「ご近所の歴史」にでもまた後日。
2011.07.03 記
Sony α55
カメラがオリンパスからSonyに変わって26年振りの撮影。
カメラマンさんが、14~5人来ていました。毎度のことながら皆さんすごいカメラを持ってはります。
しかも2丁拳銃。
今回は、踊りの中心は桜花八方乱ではなくて、榊でした。
カメラマンも含め皆さん、踊りが済むとさっさと帰っていきましたが、この榊の枝を折って持って帰ってもいいのだそうで、私はしっかりと持って帰りました。
ところで、気がついてくれましたか。
神踊りの「神」の字。「神」が三個も書かれています。
こう書くのだそうですが、勿論こんな漢字はありません。(多分ないはずです)
では何故三個の神なのか。神社の方に聞くの忘れたので、今度行ったときに聞いてみよう。
それはそうと、またまた今回の撮影中に温度警告アイコンが出て、4~5回ほどスイッチを切る羽目に陥りました。撮影しないうちから出ていましたから、カメラを日光に曝すとアウト。連続でシャッターを切ってもアウト。
まあ本当に大事な時には使えないカメラ、いや使っちゃいけないカメラだと思います。
私は仕方なく使ってますが、びんぼーなもんで。
26年前の写真と見比べてみると、やっぱり昔の写真のほうがいいなあ。
2011.08.15 記
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