御田八幡宮の秋祭り     (高知県室戸市吉良川町)                2014.10.11

吉良川御田八幡宮神祭のお舟・花台行事(きらがわおんだはちまんぐうじんさいのおふね・はなだいぎょうじ)

国選択  記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財(選択年月日 :  平成26年 3月10日)

 

出来立てほやほやです。

 

ここ御田八幡宮には5月に行われる春の祭りの国指定重要民俗文化財の御田祭りがある。

御田祭りは西暦の奇数年に行われるので、今年は行われていない。

御田祭りが無い年、即ち西暦が偶数年の秋祭りは花台に花がつくことになる。花がつかない年は提灯のみとなる。

 

従って今年は、花がつく年なのでそれも見てみたかったのだが、残念ながらこれは見損ねた。また再来年か・・・・

 

この花台回しは、午後7時から八幡宮の境内で太鼓の合図とともに「上」、「東」、「下」、「西」の順で4台が右回りと左回りをそれぞれ1回づつ回転させる。

この順番は、吉良川の町が形成された順番によるもので、「上町」、「東町」、「下町」、「西町」の順で、毎年この順で花台が舞うそうだ。

 

花台の高さは約5メート­ル、重さは約1トンで、花台のなかには唄い手が1名乗っていて、太鼓をたたきながら唄う。

同時に回転をする時は、社殿の太鼓は急調子になってこれを囃す。

この太鼓の叩き手も上手下手があるようで、今年の「下」の社殿の叩き手は上手だったですね。


どういうわけか今年は週末毎に台風がやってくる。

今回も、若しかしたらと思ったが、如何やら最初のうちは台風のスピードが遅くて土曜日・日曜日に当たらずに済んだ。


秋祭りは、体育の日の前日・前々日の土曜日・日曜日に行われる。


この提灯の回転する様を写真に撮りたくて大勢のカメラマンが来ているが、見た感じではカメラマンの数は意外と少なかった。

もっと沢山の人が押し寄せるかと思ったが、矢張り地元の祭りだねぇ。

 

だから撮影場所を早くからきて確保する必要もないし、始まってからでも余裕で三脚を立てられます。

この花飾りが花台に取り付けられるのです。
この花飾りが花台に取り付けられるのです。
片方だけ灯る石燈篭、朽ちた木の鳥居、真新しい赤い前掛けの狛犬、そして暗闇へと続く石段・・・・・・・・ほら、ホラーでしょ。
片方だけ灯る石燈篭、朽ちた木の鳥居、真新しい赤い前掛けの狛犬、そして暗闇へと続く石段・・・・・・・・ほら、ホラーでしょ。
社殿を覆う禍々しい空・・・・・・・ほら、ホラーでしょ。
社殿を覆う禍々しい空・・・・・・・ほら、ホラーでしょ。
全部で4基あります。今くるくるしているのは「下」です。
全部で4基あります。今くるくるしているのは「下」です。
終了しました。社殿の向かって右側では、謡のようなものが始まります。こういうのは初めて見ました、というか聞いた。
終了しました。社殿の向かって右側では、謡のようなものが始まります。こういうのは初めて見ました、というか聞いた。
各町内へ帰って行きます。田舎の祭りは静かなものです。
各町内へ帰って行きます。田舎の祭りは静かなものです。