天津司の舞 (山梨県甲府市小瀬町 天津司神社)

1983.04.10 撮影 Olympus OM-2 OM-4 Fujichrome 400

 

国指定重要無形民俗文化財 
天津司舞(てんずしまい)
民俗芸能の種類 渡来芸・舞台芸
指定・登録年月日 1976.05.04(昭和51.05.04)

甲府市小瀬町の天津司神社で九体の人形を本殿から降し、一人一体ずつを奉じて諏訪【すわ】神社に道楽を奏しながら練行する。やがて人形は同社境内の御船と呼ぶ四方形の竹囲い(幕をめぐらす)の中で舞わされる。九体の人形は、ささら(2)、太鼓(2)、鼓、笛、鹿島、姫、鬼で、いずれも胴串に頭、手をつけ、それに田楽衣裳などをかけた等身大のものである。操法は、一人が胴串を持ち、介添として二、三人がそれを助けながら舞わし、単純な所作と「狂い」と称する荒々しい所作をくりかえす。四月十日に近い日曜日に演じられる。(文化庁国指定文化財等データベースより)

として登録されている。
早池峰神楽と同日登録であるから、指定第1号である。

今回は、ちょっと毛色の変わった民俗行事というか祭事です。日本最古の傀儡と言われている。

舞という名称がついているけど、どちらかというと人形芝居か人形劇。

文化財等データベースの種類2に渡来芸と分類されているように、人形の顔だちはあちら風。「御笛様」と呼ばれている人形の帽子はどうみても朝鮮系に見える。

天津司の舞は、元々人形は12体のあったがそのうち三体が無くなってしまって、現在は九体・・・という話。
じゃあ残りの3体は一体なになのか。(しゃれではありません)

天津司神社の社紋は九曜紋で、「この九神像は俗に九曜を表すという」という説明であるが、それだと元々から九体しかなかったのか、あるいは九体だったから九曜を充てた、なのか・・・・・・・。

通常、九曜紋の中心は太陽を、周りは太陽系の星々を表していると言われているから、十二曜紋っていうのは、おそらく無いだろうから(多分)十二体はないのじゃないか、どうなんだろう。

また、ここの写真には写っていないが、消防団員二名の先導で遷御するが、消防団員になんか理由があるのだろうか、?である。 

 

この写真で判る通り、私が行ったころは田んぼの畦道を行列は遷御していたが、今はスポーツ公園に取り込まれているようで、雰囲気は無くなっているみたいだが、時代の流れだね。

 

まあ結論から言えば、私にとっては「よく判らない」祭事ということです。

御姫様の写真だけをアップするつもりだったけれど、幸いにして九体全部写っていたので全部アップしましたが、写真のゴミ取りが大変でした。

民俗学的には面白いのだろうが、写真的には素材に成り難いなあ、というのが率直な感想です。

 

話は変わるが、「御姫様」の顔は叶姉妹の姉の恭子さんに似ている、ように見える。全然関係ない話です。

 
2011.3.3 記

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